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表紙買いです。
こういう温かいお話は、ホッとしますね。
無駄なラブシーンのない少女漫画は大好きです。
隣り合う仲の悪い二つの国がありました。
長年に渡り啀み合い、ついには下らない理由(本っっ当に下らない理由です(´・ω・`))で戦争まで始めた二つの国の国王に、神様は神託を授けます。
(この神様のビジュアルも突っこみどころ満載)
「A国で一番美しい娘を嫁にやり
B国で一番賢い若者を婿にやりなさい」
しかし、終戦後。
A国にやって来た「賢い若者」は、そこら辺で見つけた仔犬。
哀れ、国境に住む王族の一人であるサーラ姫(A国はとても裕福でお姫様は100人近く居る)は仔犬を押しつけられたのでした。
これが表沙汰になれば外交問題。
とてもおっとりした性格のサーラ姫は、結婚したことにして仔犬を飼うことに。
しかし、まさか婿入りしたのが仔犬だとは知らず「賢い若者」を婿に迎えた事を聞き付けた姉達から夫を連れてお茶会に強制参加を命じられます。
困っている所に出会ったのは、職もなく毎日ブラブラしている国境の村に住むB国の若者ナランバヤル。
実は彼もA国から「美しい娘」として押しつけられた花嫁が仔猫…というバレたら外交問題に発展する爆弾を抱えていました。
彼の協力によりお茶会を何とか凌ぎますが、この時にナランバヤルはA国内部で政治的対立が起きている事を知ります。
一見裕福に見えるA国は水不足に喘いでおり数十年で水が枯渇する事実を国民に隠して居たのでした。
B国の水資源を狙い、再び戦争を仕掛けようとしている国王派。
戦争を止めたい王女派(サーラ姫をお茶会に呼んだ姉達。B国にはそれなりに友好的)。
水資源は豊かだけども、とても貧しいB国は、再び戦争が始まれば滅亡は免れません(しかし国王は国民を省みず贅沢三昧)。
たったの数日ですが、ナランバヤルの誠実さに触れたサーラ姫は彼に好意を持つようになっていました。
一方、ナランバヤルもまた飾り気の無いサーラ姫に惹かれるように。
(彼は幼い頃に母親を亡くしており、母親の遺影はサーラ姫に似ています)
戦争を回避するため、仕事を得るため(何も知らないサーラ姫をたぶらかして自分が夫となり替り、裕福な生活が出来る状況にも関わらず彼は自力で仕事を掴もうとするのです)。
そして彼女の笑顔を守るため。
ナランバヤルが起こした行動がやがて二つの国を大きく揺るがす大事件へと発展するのでした…
と言うおとぎ話。
姑息なB国王にはしっぺ返しが炸裂するし、栄光にしがみつきたいA国王(ストレス性の頭痛に悩まされている)には最善策が授けられるしでハッピーエンドまで一直線。
A国はアラブ諸国、B国は中華・チベットを元にしている国のようです。
如何にして無駄な作業を無くすかが連載の肝とはいえ、やはり人気の出る漫画はちゃんと背景も拘ってる。
はたらく細胞にも言える事なのですが、緻密な背景の漫画って本当に一枚の芸術作品みたいで作者の作品に対する愛情を感じます。
時間を掛ければ良いと言う事でもないんですけど、作業量に比例する評価は為されるべきでは無いでしょうか。
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